アメ車 販売修理 神奈川県川崎市 レストア 株式会社エイブルable

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ガソリン漏れ
2025/10/13
 これだけの異常気象が続くと旧車オーナー様からの
お申し出の上位に燃料に関わる事が増える。
エンジンが止まってしまうパーコレーション。
(ガソリンが沸騰して気泡が入りエアーを噛んだ状態になる事)
1990年前後辺りからはエンジンが止まらないまでも
ガソリン臭いとのお申し出。
いづれも気温が上がりエンジンルームやフューエルラインが
熱せられるのが原因。
前回ご紹介のサードカマロもその一つ。
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燃料タンク内が熱くなり燃料が以上に気化、膨張して給油口や
各繋ぎ目から気化ガソリンが吹き出してくる。

 あの後入ってきたこのジープもその類の一つ
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確かによく見るとセンダーユニットの縁にクラックが・・・
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でもゴムパッキンで押さえているので通常又は10年前なら
吹き出していなかったのではないだろうか?
サードのトラ・カマ時代になると燃料キャップ以外にも
気化燃料の圧力を逃がしてコントロールする細工がいくつか
施されている。
幾度か紹介したこのバルブもその一つ。
フューエルバルブ




























 燃料満タンにしてこの程度傾けて置いても零れてくるはずがないのだけど
一度圧力で道筋を付けれてると同様の傾斜の車庫内で止めておいても
車庫内はガソリンの匂いが漂うようです。
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ぱっと見でガソリンの漏れが目に入らなくても
タンクのアンダーカバーには長期にわたり吹きこぼれたガソリンを
受け止めてきた痕跡が有りました。
今年の猛暑、激暑は押さってきましたが・・・
来年、再来年もまた旧車たちは異常気象に悩まされるのでしょうか?

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